2012年度JAGRA作品展においてリーブルは最高賞の経済産業大臣賞を受賞しました。その賞をいただいた作品で使用した印刷技術「スーパーハイビジョン印刷」(SHV印刷)について詳しく説明いたします。
リーブルでは印刷物により良い品質を求めて、より高精細なAM300線印刷を導入。またさらに従来とは全く違う印刷方式である超高画質FMスクリーン印刷を早くから導入しました。
これにより、このFMスクリーンを使った絵本で印刷の日本一の賞JAGRA経済産業大臣賞をいただくことができました。ぜひこの最高品質をあなたの作品で実感してみてください。
Kaleido(カレイド)は、色再現領域を4色印刷でよりRGBの色表現領域に近づけてくれます。リーブルでは、そのKaleidoインキとFMスクリーンを合わせて使うことでより鮮やかで鮮明な印刷表現を提案しています。
リーブルでは、絵本専用オリジナル印刷技術「絵本カラー®」を独自に開発して、その印刷品質がたくさんのお客様に喜ばれております。通常印刷より鮮やかな表現を実現します。特徴としては、4色印刷では表現しきれない薄い色の再現に優れていて、爽やかな色表現になります。
印刷物の発色の確認を行う校正を色校正(色校)といいます。リーブルでは必ずどんな写真でも自社で色調整を行います。このほか印刷機で実際に印刷したものを確認いただく、本機校正もオプションとしてご用意しております。経済産業大臣賞の色調整技術をぜひご自分の目でお確かめください。
リーブルは、品質を重視した写真集・画集を出版することを基本としているため、高画質オフセット印刷を中心とし、他社では敬遠がちな超高画質のFMスクリーン印刷や、AM300線印刷をも積極的に使用しています。そのクオリティは、これまで出版された写真家の方々からもご好評をいただいています。
【プリンティングディレクターのプロフィール】
小石晃弘
プリンティングディレクターの小石晃弘と申します。工業高校を卒業してからずっと勤務しておりますので今年で17年目になります。
子供の頃は、プラモデルやラジコンを組み立てたり、工作がとても得意でした。工作が好きなこともあり、高校は工業高校に入学しました。高校時代は工業高校ということもあり、溶接や旋盤、製図など特殊な勉強に打ち込みました。
就職活動するにあたり、どんな職種でもとにかく「ものづくり」に関わることがしたいと思い探していたところ、現在勤務しているリーブル出版の印刷部門に就職することになりました。
ある日、担当させていただいた選挙ポスターの印刷で立候補者の女性の顔がまっ赤で酔っ払いのようだとお客様が工場まで怒鳴り込んできたのです。再度確認するとお客様の言う通り酔っ払いのおばさまみたいに印刷してしまってました。なんとか刷り直してピンチは脱出できたのですが、怒鳴られた悔しさと、お客様に迷惑をかけてしまったことを反省し、学生時代よりも勉強し研究を重ね、失った信用を無事に取り戻すことができました。
現在はプリンティングディレクターとして活動させていただいておりますが、印刷工という職人として培ってきた知識や経験を活かし、今後弊社で出版し著者になる方に一冊一冊その本に合わせて紙やインキ・色を選定しアドバイスを続け、著者はもちろん本を手に取ってくださった、たくさんの方に感動を与えられるようなプリンティングディレクターであり続けたいと思っております。