高品質が生まれる理由。
リーブルは、品質を重視した写真集・画集を出版することを基本としているため、印刷方式紙をレーザープリンターではなく、高画質オフセット印刷を中心とし、他社では敬遠がちな超高画質のFMスクリーン印刷や、AM300線印刷をも積極的に使用しています。そのクオリティは、これまで出版された写真家の方々からもご好評をいただいています。
一般的な写真集サイトの印刷(プリンタ印刷)
解像度(印刷線数)が低いため、
細部の再現力に乏しい。モアレの原因にも。
リーブルの印刷(高画質オフセット印刷)
リーブルの高画質な印刷が、
写真の持つ「空気感」を適切に再現。
紙の風合いが無関係なプリンタ印刷(左)
トナー(粉末塗料)のため、紙に馴染まず、
ギラついた印象の仕上がり。
用紙の違いが仕上がりにほとんど関係しない。
紙の風合いが生かされるリーブルの印刷(右)
インクが適度に紙に馴染み、用紙の違いによって
印刷仕上がりの違いが楽しめます。
リーブルでは、書店販売をしない書店流通なし(私家版)でも、そのクオリティは常に「書店販売レベル」です。出版物は書店に並ばなくとも、多くの人の目に触れるもの。そのため、見た目にもハイクオリティな本づくりを心がけ、書店流通なし(私家版)でも書店に並べたくなるような仕上がりを常に意識して制作しています。高い編集力やデザイン力をぜひ体感してみてください。
出会ってしまった作品と印刷。
島村学(以下島村): まず、なんといっても『ひかるもの』との出会いですね。
小石晃弘(以下小石) そうですね。初めて『ひかるもの』を見たとき、これはヤバイ! この色を印刷してみたい! と興奮しました。同時にこれはハードルが高い仕事になるなと気持ちも引き締まりました。
島村: この色は普通に印刷すると、絶対再現できない。でも不可能を可能にすることが何とかできないかと、予算や日程の調整をしながら、社長やとくひらさんに理解してもらって試行錯誤の日々がつづきましたね。
小石: そうでしたね、前例のないことだし、実験的にやらせてもらうかたちだったので理解してくださったとくひらさんに感謝です。
島村: そうですね、正直大丈夫か心配だったでしょうね。そんな手探り状態ではじまった『ひかるもの』が経済産業大臣賞をいただきました。こんな賞をいただけるなんて、想像していましたか?
小石: 僕はいつでも日本一の印刷をするぞ、という気持ちで仕事をしています。でもこの賞をいただき、一生懸命やってきたことが認められ、たくさんの人に知っていただくことができて、本当にうれしいです。
経済産業大臣賞をきっかけに、夢をつなげていきたい。
島村: 画像調整はかなり苦労しました。FMスクリーンの特性と、カレイドインキの特性をふまえながら何度も手直しをして、色調整に一週間は費やしました。それでも刷ってみないとわからない。結局4回本機校正をかさねました。刷り上がったものと画面で見たものは全く違う色なので、超高精細な印刷なんですけど、実は人の手でちょっとずつ近づけた、アナログな作業があったんですよね。
小石: 時間もお金もかかるのに、理解してもらって、小さい会社でこれだけ自由にさせてもらえる環境もありがたかったです。あとやっぱり島村課長の調整とぜったいいいものにしたいという情熱があったおかげで、僕はモチベーションが上がりました。
島村: 今後もSHV印刷に留まらず、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいし、小石課長と一緒にもっともっと成長していきたいです。
これが「リーブルクオリティ」
超高画質印刷を生み出すためには、印刷環境とそれを扱う知識と経験を有した人材が必要不可欠です。
ここでは、その一部をご紹介いたします。
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全自動加湿器で安定
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インキローラー
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スプレーパウダー集塵機
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用途に応じてインキを変更
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ブランケット
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広演色インキに対応