本ができるまでの流れ
1、原稿を作る 2、お見積もり・お問い合わせ 3、ご契約 4、入稿 5、編集、レイアウト 6、著者校正 7、印刷・製本 8、本の完成
原稿を作る前にまず、ページ数、作りたいサイズをイメージしてください。それからレイアウトのラフ(台割)を作り、画材を選び、原稿の制作にとりかかります。お客様が目指す本の形に仕上げていく上で重要な要素をご紹介します。
本のサイズは、その本の内容によって相応しいサイズがあります。 写真集・画集・絵本などは、写真や図版が中心になるためサイズは大きく、文字を中心にしたものは、小さいのが一般的です。 リーブルでは一般的でない書籍サイズ、例えば四六判で写真集を作ることも可能ですし、下記にないサイズでお作り、ご提案することもできますので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。
判型 | 書籍サイズ | 主な用途 |
四六判 | 188×128(mm) | 書籍、文芸書、単行本など |
A5判 | 210×148(mm) | 学術・専門書、教科書、雑誌など |
B5判 | 257×182(mm) | 事典、雑誌、教科書など |
A4判 | 297×210(mm) | 写真集、画集、絵本、作品集など |
B4横長 | 257×364(mm) | 写真集、画集、絵本、作品集など |
ページ数について
ページ数とは、表紙4ページを除いた本文のページの合計です。原稿がまとまってきたら、レイアウトのラフ(台割り)を作ります。台割りは本の設計図。本になった時の構図や文字の配置などを確認し、完成のイメージを膨らませていきます。
自分の作りたい形に近い本やお気に入りの本などを参考にして台割りを作ってみましょう。
ページ割表のダウンロード
本の用語と豆知識
本の用語
カバー | カバーとは、書籍にかける紙や布などでできた覆いのこと。カバーにはタイトル、著者、出版社、価格、バーコード、
ISBN、など、本を売る上で必要な情報が書かれています。本の顔であり、重要な部分。 汚れや日焼けから書籍を守る役目もはたします。 |
見返し | 表紙と本文をつなぎ止める役目をする紙です。 ※絵本では見返し紙も本文と同じ紙を希望の色に印刷する方法が一般的です。 |
化粧トビラ | 見返しの次にある、本を開いたとき最初に入るタイトルページのことです。 |
奥付 | 本の一番うしろにある書名、著者名、発行年月日、ISBN、定価や発行所など書籍情報を記したページのことです。 |
帯 | オビとは、本についてのキャッチコピーなどが刷られた紙。本にかけたベルト(帯)のように見えるので、この呼び名がついています。書店流通させる書籍であればオビはつけておきたいアイテムです。 |
柱 | ページ上の本文から離れた上部、下部、側部にある書名や章題のことです。 |
キャプション | 挿絵や写真、表などにつけられる説明文です。 |
ノンブル | ページの順序を示す数字のこと。本文の各ページに記載されています。 |
装丁 | 表紙カバー、本体表紙、見返し、扉、帯、外箱などをデザインし、それに使用する紙や素材を選択する本の外側の設計。 造本に関わる一連の工程のこと。一般的には表紙カバーデザインのことを、装丁と呼ぶことが多いです。 |
一般的にソフトカバー、ハードカバーに適した書籍ジャンル等はございますが、ご予算や好みに合わせてご検討のうえ、お選びください。
ハードカバーは表紙にボール紙を貼り、糸かがりや接着剤で中身を綴じる高級製本方式です。ハードカバー(上製本)は、硬質な表紙で保護されるため並製本よりコストが高くなります。しかし長期間傷まず、また見た目にも高級感もあるため、ほとんどの市販単行本に利用されています。また句集や歌集、記念出版物、絵本などに多い製本形態です。
ソフトカバーは通常は本文で使用している紙よりも厚い紙を表紙として、接着剤などで中身を綴じる方法です。表紙と中身のサイズは同じ大きさに仕上がります。手になじみがよく、ハードカバーに比べ軽いのが特徴で、持ち運びにも便利で販売価格を安く抑える場合に多用されます。
絵本は一般的に絵本綴じです。見開きで大きく開く事ができるため、子どもも読みやすく、片手でも楽に開くことができるため、読み聞かせなどにも適しています。耐久性にすぐれていて本文がバラバラになりにくいメリットもあります。ミシン綴じができるのは、本文ページが32ページまでです。
※本文ページの中央になる見開きページはミシン糸がみえます。他のページは糸はみえません
※ ご予算や、ご希望に合わせたその他の製本方法もございますので、お気軽にお問い合わせください。
表紙の表面にフィルムを貼ることにより、光沢感や保存性を高めることができるPP加工。 現在書店で売られている本は、ほぼこの加工がなされていま1す。あえてPP加工をせず、紙の質感やエイジングを重視したい場合はそのままでPP加工しません。
ミラーPPは光沢感を出し、マットPPは艶のないマットな質感を出します。書店に並べる場合はPP加工していれば、汚れや、破損、日焼けなどに強いのでおすすめします。
ミラーPP
マットPP
部数の決め方
紙の選び方
お客様自身のイメージと、リーブルが長年培ってきたノウハウをもとに、出版プランをご検討させていただきます。 費用をあらかじめお見積りで提示し、きちんと納得いただいてから、本作りを進めて参ります。ご契約後、仕様の変更がない限り、追加費用がかかることはございません。
出版契約が成立いたしましたら、見積もり金額の半金をご入金いただき、ご入金が確認でき次第、編集に取り掛からせていただきます。残りの金額は、印刷製本にかかる前にご入金いただき、ご入金が確認でき次第、納品させていただきます。
詳しくはこちらをご覧下さい。
出版契約後、正式に原稿をご入稿(原稿を提出)していただきます。 ご入稿時には、原稿データがある場合は、原稿データと出力印刷された原稿、使用される写真、イラスト等を同時にご入稿ください。
ご入稿後、編集、校正、印刷、製本、納品・配本と順を追って進行させていただきます。
完全データ入稿
「完全データ」とは、修正の必要がない完成された印刷可能な制作データのことです。
カラーモードがCMYKではなくRGBのデータや、フォントのアウトライン化されていないデータ、あるいは写真やイラストなどの画像データのリンクが外れているものなどは、ご入稿いただいてもそのまま刷版・印刷工程を行うことができないため「完全データ」にはなりませんので、ご注意ください。
手書き原稿の入稿
「手書き原稿」とは、文字通り、手で紙に書いた原稿のことです。
また入力したものを紙にプリントしたもの(入力データが存在しないもの)も手書き原稿と同じ扱いとなります。
作成した絵や写真は直接当社にご郵送ください。
〒780-8040 高知県高知市神田2126-1 TEL:088-837-1250 株式会社リーブル 宛
中に挿入する文章がありましたら、テキストデータと手書きのレイアウト図も一緒にお送りください。切り抜きや反転などのご要望にもお応えできます。なお、絵本や写真集の場合、次の追加料金が必要になることがあります。(内容によって価格が変動します)
●テキスト入力/1文字1円
お客様からお預かりいたしました原稿に沿って、リーブルの編集者が編集、レイアウト等を行います。
編集完了後デザイナーが制作を開始します。通常は簡単な校正を含め、表紙や本文ページ全てができあがるまで、約1ヵ月程度いただいております。
手書き原稿の入力
手書きの原稿は、念のためにコピーを取ってからお送りください。当社で入力いたします。 ●テキスト入力/1文字1円
スキャニング
スキャニング費用
規格サイズ | 号数 | 価格 |
A4 (210mm×297mm) |
Fサイズ2号・Pサイズ3号・Mサイズ3号 | ¥ 1,000〜 |
A3 (420mm×297mm) |
Fサイズ4号・Pサイズ6号・Mサイズ6号・Sサイズ3号 | ¥ 2,000〜 |
A2 |
Fサイズ10号・Pサイズ10号・Mサイズ10号・Sサイズ6号 | ¥ 5,000〜 |
作品の写真撮影について
本文レイアウト・装丁
専属装丁デザイナーが装丁を行います。お預かりした原稿にふさわしい本文レイアウトをご提示し、著者様とご意見を交わしながら、デザインを進めさせていただきます。また本文中に使いたいイラストの制作もお請けいたしますので、ご相談ください。
●本文レイアウト/¥1,000〜(サイズやレイアウトのによって価格が変動します)
●イラスト/1点¥3,000〜(サイズや状態によって価格が変動します)
●オリジナル装丁(表紙デザイン)/1点¥50,000〜(サイズや状態によって価格が変動します)
編集
文章をチェックし、章立て、文章表現、タイトルや筋書きなどを監修して、著者と一緒に本を作りあげ、流通に適したものにいたします。校正原稿を隅々までじっくりとチェックされ、修正箇所、内容を赤色のボールペンで書き込んで下さい。最終的に修正がなくなるまで、お客様と「チェック&修正」を繰り返していきます。 校正回数は通常、3回の校正となっております。原稿内容により回数が増える場合もございますが、3回目以降は別途費用が発生する場合がございますのでご了承ください。
校正のやり方
本機校正
本刷り時と同じ印刷機・用紙・インキで印刷する最も信頼できる色校正コースです。色味やツヤ、紙の風合いまでを確認することができます。ただし費用は高めです。そのため、重要な数ページのみを本機校正し、残りはプルーファーや簡易校正で補うと、費用を抑えられるためおすすめです。
プルーファ校正
校正専用高精度プリンター(プルーファー)を使用したコースです。オフセット印刷機と同じアミ点で再現される上に、弊社の印刷機とカラーマッチングさせてあるため、本刷りとほぼ同等の色味を確認することができます。本機校正よりも費用が抑えられるのがメリットですが、用紙が本紙ではなくプルーファー専用紙となるため、紙の風合いまでは確認できません。
校正完了後、製版・印刷・製本工程に移ります。 リーブルは、自社で印刷・製本ラインを持っておりますので、しっかり品質管理され、低価格での出版が可能になっております。 お客様の「想い」を理解し、1冊1冊心をこめて丁寧に仕上げさせていただいております。
オンデマンド印刷
オフセット印刷
立ち会い印刷
書店流通なし(私家版)は、仕上がり本をすべてお手元にご配送いたします。また書店流通は、お手元に必要な冊数をご配送させていただき、指定冊数を書店、及びアマゾン、自社HPにて流通させていただきます。
本が完成するまでの期間