世の中にはストリート・ミュージシャンといわれる人が沢山いて、駅や街角などでギターや時にはバイオリンなどを片手に道行く人を楽しませてくれますが、ちょうどそれと同じように、私は町や田舎道で風景画を描いて、絵を見てくれる人と一緒に楽しむ「ストリート・アーティスト」になりたいと思うようになりました。私が描いている風景画を通して、普段あまり気に留めなかった風景の素晴らしさを見直したり、また歴史的な建造物や美しい自然、さらに大きな視点から言えば地球環境全体を、なるべくそのままで残すことの重要性に気づいていただければ、私のこの活動にも意味があるのではないかと勝手に考えています。特に日本においては、四季折々の美しい風景とそれを支える普通の人々の平和な生活を次の世代に伝えることはとても大事です。それが、いろいろな意味で戦後の日本社会を引っ張ってきた団塊の世代の、一つの責任のような気がします。(あとがきより)
2014年1月にリーブルより発行された『わたしの水彩スケッチ日本紀行』の第二集。
日本の美しい風土と人々の生活の記録を、水彩スケッチと写真と文章で綴った『わたしの水彩スケッチ日本紀行2』さらに精悍になった絵によって、空気や光や生活の音がそこに見えるようです。
A5横(210mm×148mm)
ソフトカバー、カラーモノクロ混在220ページ
わたしの水彩スケッチ日本紀行2
著:山本泰
高精細300線印刷
定価:2200円(本体:2000円+税)
ISBN978-4-86338-103-2
著:山本泰
高精細300線印刷
定価:2200円(本体:2000円+税)
ISBN978-4-86338-103-2