『鳥たちの日々 -BIRD DAYS-』 和田剛一 さん(高知県在住)
こんな鳥たちの喜怒哀楽が溢れる表情を、あなたは見たことがありますか?
うれしそうに、ピョコピョコ歩くコチドリ。好奇心いっぱいのアオバズク。カーブミラーに怒るヤマセミ。
吹き荒れる季節風をジッと耐えるミユビシギ。
著者の写真は、鳥も人間と変わらず喜怒哀楽があり、一度しかない生を、懸命に生きていることを気付かせてくれます。
また鳥たちの懸命に生きる姿が、生きるって嬉しいことだけじゃない。悲しいこともある。怒ることもある。
それを乗り越えて、また嬉しい事を体験する。
生きるってこういうことだよと、まるで教えてくれているようで、深い安らぎと、感動を与えてくれます。
高知新聞に2年間連載された著者の鳥たちの写真集。
《お客さまの声》
40年近く野鳥の写真を撮ってきたが、本格的なデジタルの時代を迎えた今、厳しさと面白さがないまぜになって押し寄せてきている。いまやどこの出版社も、野鳥写真などという売れない分野からは手を引いてしまった。野鳥写真家にとって、厳しい時代である。
しかし、幸と不幸はコインの裏表、デジタルになると、写真原稿を個人レベルで気軽に扱えるようになった。とても面白い時代の到来である。そうなると、作品集を自分で作ってみたいと考えるのは、自然の流れ。出版社からの出版だと、どうしても売れ行きのことを考えざるをえないが、個人出版だと、純粋に己の世界を展開できる。
問題は、経費である。本一冊作るには、貧乏カメラマンにとっては、莫大ともいえる経費がかかる。もうひとつの心配は、印刷の仕上がりの質のこと。 オフセット印刷では、日本で1、2の印刷所で、これまたトップクラスのプリンティングディレクターにお願いしたこともあったが、それでも思い通りの仕上がりにはならないものなのだ。高知の印刷所では、無理だろうとあきらめていたが、偶然に友人のカメラマンの店で「JiLL Wreath Book」を見つけた。印刷の上がりは、なかなかいい感じだった。経費は?それも、なんとか手が届きそうなものだった。だめ元で、リーブルのドアをおそるおそるあけてみたのだけど・・・。
あまり、誉めることはしない性格だが(笑)、3年間に2冊お願いした、といえば、いかに気に入ったか、わかっていただけるのではなかろうか。
その会社が、どのような会社であるかを知りたければ、現場で働くものの表情を見ればいい。リーブルの若者たちは、やる気と誇りに満ちている。自分の分身ともいえる大切な原稿を預けるに足る会社であると思う。
※ 本書は、著者のHPよりご購入ください。
申し込み先:著者HP「アトリエファンファン」http://atelier-funfan.com/
著:和田 剛一
定価:3080円(本体:2800円+税)
B5変型(225mm×182mm)
ハードカバー、オールカラー96ページ
ISBN978-4-86338-036-3