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みどりのペン画集

『みどりのペン画集』定塚甫(愛知県在住)

「点と線を結んで、面となり、これが像となる」。これが、ペン画をもっとも分りやすく表現する言葉になります。
古くは、この世に、鉄が現れた時期と一致して、ペンがつくられ、同時に、字を書く道具がそのまま絵を描く画材となったのです。当時に戻りますと、ペンは有っても、これを使って書く面は、手紙を書くための貴重な紙の上でした。それゆえ、ペン画の始まりは、手紙の片隅に描く『イラスト』が主流でした。そのため、ペン画が主役になることはなく、手紙のアクセントであったり『自己主張マーク』であったりして、一つの添え物であったのです。
他方では、ペンで描かれるイラストの色は、選ぶことが許されず、その国家、地方の認可された色で描かれていました。色の種類は、石の粉を原料にした茶色、鉄の化学変化を利用したブルーブラック、そして黒煙を原料とした黒色に限られていたようです。そのため、絵を描くような色使いは出来なかったようです。今日、絵を描けるようになったのは、様々な色の顔料が出来てからのことなのでしょう。
このような中で、目に優しく、気持ちを和らげるという『みどり』色を基本に描かれたペン画は、少なくとも、私の知る限りでは、ここにしか有りません。このみどりで描かれたいろいろな世界をご紹介したいと存じます。それは、個人の世界から、地球上のあらゆる世界まで、描ける限りを描いて参りました。
ここで、みどりの世界を体験していただきたく存じ上げる次第でございます。みどりの世界に十分堪能されんことを期待しています。(はじめに より)

メンタルクリニックの院長がペン1本で描いた具象画、抽象画の数々。表情豊かなペン画の世界にきっとあなたも驚く。
A4横(210mm×297mm)

 

みどりのペン画集
著:定塚甫
定価:2546円(本体:2315円+税)
ISBN978-4-86338-122-3

 

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