高知県四万十市出身の美術家・木村林吉氏の作品集。 画家としての力量が高く評価されていたにもかかわらず、1980年代からは紙の集積体作品の制作を始め、1986年からは紙が木に変化、1992年からは大きな木を輪切りにして重ねた立体作品を次々と発表。
年齢を重ねるごとに新たな作品に挑み、より大きな重量のある作品を90歳まで制作しつづけ、多くの人々に感動と勇気を与えた一方、地域の美術振興にも積極的に貢献してきた。 今回、元・香美市立美術館館長の北泰子氏が、「20世紀から21世紀にかけて活躍した日本の偉大な美術家として木村林吉の作品を後世に残す必要がある」と、その作品集の刊行に至った。

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