自費出版:グラフィック系
自費出版:文章系

構想から1年半、ついに完成!

実在する幻のクジラを物語に

最初にお話をいただいた時、52ヘルツの声で鳴く、誰もその姿を見たことがないクジラが本当に存在すること、そして、その話を絵本で編集できることにとてもワクワクしました。

初めて原稿を読んだ時、すぐに浮かんだのは、『ひかるもの』という海の物語の絵本を出版して経済産業大臣賞を受賞された、とくひらようこさんの絵でした。著者に紹介すると、すぐに絵はとくひらさんに決まり、そこから絵本づくりが始まりました。

著者の思いを形に

このお話の核となる『52と呼ばれたクジラ』は著者自身の投影で、考え方や立場の違いで集団の中で孤独を感じている人へ、自らの意思が堅固であれば孤独でもいいじゃないかと言うメッセージが込められています。その思いを汲み取り、紐解きながら、何度もメールや電話で打ち合わせを重ねていきました。そして最初のお話にはいなかった少年を登場させて、対象年齢の4年生に親しみやすく、と少しづつ形が見えてきました。そして構想から1年半、ようやく完成を迎えることができました。

主人公ユウトのラフ。今どきの小学生らしいキャラクター。

52ヘルツで鳴く孤独なクジラの実話をもとに、少年の心の成長を描いた、孤独な時代を生きる全ての人に贈る海洋ファンタジー。 全国書店、アマゾンでも好評発売中です。

海の底の夢からさめるユウト。ラフの線も美しく仕上がっています。


52と呼ばれたクジラ

さく・ながい しょうご

え・とくひら ようこ

A4 30ページ 1,500円+税

ISBN978-4-86338-256-5


編集 傍士晶子

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