先日、大阪日帰りでAmazonのプロモーションセミナーを受講してきました。
弊社にもAmazonで累計3万部を超える「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」という本がありますが、これは偶然にというか、もちろん内容が素晴らしいことに加え、カウンセラーである著者がカウンセリングを受けた方に本の感想(いわゆる「レビュー」)をAmazonに書いてもらうようお願いしたことが結果的に販促につながったものでした。
ボクの認識も、つまりは「レビュー」が増えると自然にネット上の口コミ効果で本が売れていくのだと思っていました。
しかし今回、セミナーを受けて、確実に販促につながる2つの方法があることを知りました。
まず一つ目は、AMS(Amazon Marketing Service)です。
簡単にいうと、Amazonサイト内での広告です。
HPのリスティング広告のような「検索キーワード」に支払う広告やリターゲティング広告のような「行動ターゲティング型」やフェイスブック広告のように「興味・関心」の対象を絞って打つ広告のようなものなど種類がいくつかあります。
例えば、ビジネス書を売りたい場合に、「ビジネス」というキーワードで広告を出したり、ビジネス書の購買履歴がある人に絞って広告を出したり、極端にいうと、売れている競合人気商品(例えば池井戸潤さんの「下町ロケット」など)に広告を出す、などの手段が考えられます。
このAMSは最近始まったのですが、たしかに効果がありそうな気がします。
セミナーでも「売り上げが5倍になった事例」などを紹介していました。
自分で予算を設定でき、比較的安価だということもウリのようです。
二つ目は、「VINEプログラム」。
これも簡単に言うと、お金を払って「レビュー」を書いてもらう方法です。
会員制になっていて、レビューを書く人たち(レビュアー)は世に出る前の本を読んだり、商品を無料でもらえるという特典があり、また信頼度の高いレビューをたくさん書くと「トップレビュアー」と呼ばれる名誉が与えられるみたいです。
Amazonで本を買うことに慣れている人は、レビューを見て、「これは著者の内輪というか仲間の人が宣伝しているのではないか」と見抜けるようになってきているので、そういう「トップレビュアー」と呼ばれる人が5つ星のレビューを書いていると信頼度が高いという評価につながるようです。
たしかにこれも効果的です。
本以外にも食品や製品などを実際食べたり使ったりしてもらい、その感想を書いてもらうというテストマーケティングのような使われ方が多いそうです。
なるほどなあと感心しながら、結局はAmazonが儲かるようにできているんだなあとも思いますが、しかし大手出版社でも商業出版でもない自費出版メインの弊社にとっては、広告費をドーンと使ったり、多くの書店に平積みしてもらうということは簡単にはできません。
やっぱりAmazonで本をいかに売るかということは重要なことなので、少しずつ利用していきたいと思います。
個人で出版をお考えの方はぜひご相談くださいませ。