読書ノートNo.6
書 名 『ネバネバネバ〜ギブアップ』
著者名 清田 学
出版社名 リーブル出版
出張のときに南風の中でバーっと一気に読みました。
本が一冊できるまでには、たくさんの人の想いが詰まっているものです。
この『ネバネバ〜』は、本当に多くの人をハラハラさせたり、怒らせたりした、
ある意味いろんな人の想いが詰まっている珍しい本ではないかと思います。
僕自身もそうでしたが、進路選択や就職活動のとき(男は特にそうかもしれませんが……僕だけですかね(^_^;))
何も考えてないというか、成り行き任せだったりして、入ってみて初めて、
「なんか違うな」
と違和感を感じたり、でも後には引き返せなかったりして……、
という人が意外と多いような気がします。(僕だけですかね(^_^;))
著者の清田さんはフラフラしているように見えますが、
そのときそのときの自分の正直な気持ちに、きちんと向き合って、
必死に前に進もうともがき、失敗して、怒られたり、愛想つかされたりしながらも、
やっぱりちゃんと前進しています。
自分と向き合い、さらけ出して何度も挫折したことであろう今回の出版ですが、
彼自身、親にもなり、これから先もっと困難なことが待ち受けていることでしょう。
しかし、今回の出版は少なからず、それに立ち向かう力となって彼を支えることでしょう。
そして多くの人に「自分でも本を出版できるのではないか」「自分も頑張って前に進んでいこう」という
勇気と希望を間違いなく与えたと思います。
リーブルでもっとこういう本を出せるようになればいいなと、素直におもいました。