読書ノートNo.1
書名 『博士の愛した数式』
著者名 小川洋子
出版社名 新潮社
どうしてこれほど、しんと静かでやさしい、
穏やかな文が生まれてくるのだろう。
この人の文章に触れるたびに、
いったいどのような育ち方をした人なのだろうと、
しみじみと深く考えこんでしまう。
きめ細かい糸で綿密に長い時間をかけて、
織り上げられた絹織物の手触りのやわらかさを
うっとりと味わいたくて、いつも枕元に置いて手にする一冊です。
こんなふうにおだやかで心の通い合う会話をしあう人が
いっぱいの世の中になったら、平和で幸せだろうにねぇ。
2007年 ちよちゃんが書いた『読書ノート』
『佐賀のがばいばあちゃん』島田洋七
『光って見えるものあれは』川上弘美
『教育崩壊〜夢教育で私が再生に挑む』渡邊美樹
『パタゴニア〜あるいは風とタンポポの物語』椎名誠
『博士の愛した数式』小川洋子
『信濃デッサン館日記+父への手紙』窪島誠一郎
『It(それ)と呼ばれた子①〜④』デイブ・ペルサー
『海岸列車 上下』宮本輝
『わが人生の時の時』『弟』『わが人生のときの人々』石原慎太郎
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』アレン・ネルソン
『思い出のアンネフランク』ミープ・ヒース
『僕は13歳、職業兵士』鬼丸昌也・小川真吾 共著
『氷の華』天野節子
『編集者としての戦い』見城徹
『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』安部司
『さよならどんべえ』畑正憲
『さよならがいえなくて 助けて悲しみから』水谷修 生徒ジュン
『森の中の海 上下』宮本輝
『天の夜曲(流転の海シリーズ第4部)』宮本輝
『花の回廊(流転の海シリーズ第5部)』宮本輝
『ハラスのいた日々(増補版)』中野孝次
『アサッテの人』諏訪哲史
『ミーナの行進』小川洋子
『私の地球遍歴〜環境破壊の現場を訪ねて』石弘之
『なんくるなく、ない 沖縄奄美旅の日記ほか』よしもとばなな
『島のように 川のように 森の哲人アユトンとの旅』長倉洋海
『世界がもし100人の村だったら』著者不明 池田香代子訳 C.ダグラス・スミス対訳
『オウエンとムゼイ』イザベラ・ハトコフ ポーラ・カフンブ
『反転〜闇社会の守護神と呼ばれて』田中森一
『足りないピース』宮﨑あおい・宮﨑将
『ビロードのうさぎ』マージェリィ・W・ビアンコ原作
『イッセー尾形の遊泳生活』イッセー尾形
『生協の白石さん』白石昌則・東京農工大の学生の皆さん
『精霊流し』さだまさし
『谷は眠っていた 富良野塾の記録』倉本聰
『愚者の旅』倉本聰
『りつこ・その愛』『りつこ・その死』檀一雄
『ありがとうございません』檀ふみ
『いつまでもデブと思うなよ』岡田斗司夫
『二本指のピアニスト』ウ・カプスン