出版や編集には様々な専門用語があります。
今日はその中でも「本の名称」についてお届けします。
本には部分名称があり、それぞれ独特の呼び名があります。
その中でも今回は「花布(はなぎれ)」をご紹介。
聞き慣れない名称だとは思いますが、
本を補強するために天地の「のど」に付けられていた布のことを指します。
現在は補強の役割はなく装飾用として付けられている布です。
ハードカバーをお持ちでしたらその「のど部分」を見ていただくと
付けられているかと思います。(付けられていない本もあります)
花布は、100種類以上の色目や布目があり、デザイナーがサンプルの中から、
その本に合ったものを選んでお付けしています。
そんな細部にもデザイナーの意志が込められていたりします。ぜひ見てみてください。