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商業出版品質の表紙デザイン(2)

【日刊リーブルレターVol.7】

昨日に続き、表紙デザインの話です。

私が表紙デザインをする際は必ずゲラを読みます。

(斜め読みの場合も多々ありますが)

 

そして本の内容を知った上でイメージを作っていきますが、

このときに重要なのは、

内容を把握しつつも、

内容に寄せすぎないデザインとすることです。

内容をそのまま絵にしてしまうと深さが感じられなくなることがあります。これは特に小説や詩集の場合ですが。

ビジネス書やエッセイは端的で分かりやすい方が好まれることが多いため、内容に沿っていても構わないと思います。

いずれにしてもこの「寄せすぎない」という

距離感が難しいのですが、

これは書店で様々な表紙デザインを見ながら

感じ取ってみるほかないかと思います。

デザインする際に私がまず取り掛かるのは

「題字のデザイン」です。

題字は縦書きの方が文字を大きく扱えるので、

まずは縦書きからトライするようにしています。

出来た題字にイラストや写真を合わせてみて、

内容との距離感がちょうど良いものを選択していきます。

また、私の場合は帯文も自身で考えています。

(そういうデザイナーはレアケースだと思いますが)

帯文次第で表紙の印象はガラリと変わるため、

タイトルや写真との相性を確認しながらデザインを進めています。

 

明日に続きます…

 

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