弊社は「リーブル出版」として認知されていますが、私たちが請け負っている業務は出版に限らず多岐に亘っています。
出版、印刷、デザイン、コピーライト、WEB制作、テレビ番組制作、動画撮影、スチール撮影、ドローン撮影、最近では、「モデルハウスのインテリアコーディネート業務」の依頼もいただきました。そんなことを手掛けていると、お客様には「リーブルさんって何屋さんなんですか?」と聞かれることもしばしばです。
私たちがやっていることは、広い意味で「編集」なのだろうと思います。
雑誌『Re:s』や、フリーマガジン『のんびり』の編集長であった藤本智士さんは、著書『魔法をかける編集』で、こう綴られています。
編集とは「メディアを活用して状況を変化させるチカラ」だと。
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▲藤本智士さん著『魔法をかける編集』
(以前、高知に講演に来られた際に購入した本でサインをいただきました)
メディアとは、マスメディアとは限らず、むしろ近年ではWEBならYouTubeやSNS、紙ものであれば、フリーマガジンや同人誌をはじめとする自費出版など、ローカルメディアの方が活発といえるでしょう。そして藤本さんはメディアの最小単位は「自分自身」だと述べています。自分が発する言葉や、服装や、一挙手一投足が発信であって、メディアになりうるのだと。
そんなメディアを活用して状況を変化させるのが、私たちの仕事だと考えています。グラフィックデザインであれば紙面がメディアですが、インテリアコーディネートであればモデルハウスがメディアになるのです。そして、未来へのビジョンを持ちそれを実現させようとする人はどんな立場であれ「編集者」と呼べるのだと思います。
▲弊社のクリエイティブ事業部・小石がコーディネートしたモデルハウス
弊社では業務範囲を固定しておらず、社員が見つけてきた仕事やお客様からご依頼いただいた業務など、例え経験のない業務でも、担当社員が「やってみたい」と進言すれば、「じゃ、やってみよう!」と基本的にはお引き受けしています。
「自分」が最小のメディアだと考えると、自身がメディアとなり生き生きとした姿を見せることが、まずは編集の始まりなのだろうと思います。