2018前ごろより、構想の段階からお手伝いさせていただいておりました、とさちょうの絵本『ろいろい』がこの秋ついに完成しました!
『ろいろい』は土佐弁でうろうろするという意味。
この絵本表紙は厚紙でシルクスクリーン。一枚とて同じ表紙がないという、すてきすぎる絵本として完成しました。
しかも中身はじゃばらでこんなの見たことない! と驚いくのはもちろんですが、お話もとってもすてきで、絵がとにかくかわいいのです。
表紙から始まるA面は春から夏の土佐町をボーズ頭の少年が季節をめぐりながら紹介していきます。
B面は秋から冬の土佐町をおかっぱの少女が案内してくれます。
季節の折々や、楽しい川遊びや、田畑や森の実りをながめていると、それは自分の子どものころの記憶と重なったりして
土佐町の方だけでなく、読んだ人はきっと故郷や子どものころにタイムスリップするのではないでしょうか。
そんな『ろいろい』の絵を描いた下田昌克(しもだまさかつ)さんの原画展が土佐町で開催中です。
展示のお手伝いにリーブルから絵本でお世話になった、小石とほうじが馳せ参じました。
会場は土佐町土居437 土佐町郷土学習センター(旧森小学校)の一室。
見にきてくれる方が楽しかったね〜と帰ってもらえるように、いろんな仕掛けを作っていきました。
絵本の中からピックアップして、65?種類くらいの缶バッジも作って、ガチャも準備しました。
かなりマニアックに攻めたガチャになっておりますので、ぜひ絵本と照らし合わせて、ここにあった!
の答え合わせも楽しんでいただけたらと思います。
絵本に登場する「おさばいさま」(上から3番目)も、とさちょうさんが持ってきて、作ってくれました。
赤は太陽、黄色は月、青が火、緑が水、黒が土の意味があるんだそうです。
と、とさちょう物語の鳥山さんの、いろんな普段知ることのない面白いお話を聞きながら、
気がつけば会場は完成しておりました。すごっ! 帰れると思ってなかった(笑)
おさばいさまのように、絵本『ろいろい』には土佐町の伝説的なものから、古くから受け継がれてきたものたちが
ぎゅーーーーーーーっとつまっています。その解説も展示させていただいておりますが、本当に内容が濃厚で
じっくり読んでいただきたい。でも原画展来られない、原画展でじっくり読めなかったという方は
絵本を購入いただきますと、なんとなんと解説がついてきますので
お家で、ゆっくり読んでみてください。めっちゃおもしろいです。
原画展は10月11日(水)から18日(水)まで、
15日(日)には下田さんが東京からやってきて、トークショーも開催されます。
下田さんは本当に絵がすてきで、お人柄もとってもすてきで魅力とパワーあふれる楽しい方です。
目にうれしい秋の気配も、おいしいものの秋の気配もむんむんの土佐町へぜひ足をお運びください。