読書ノートNo.12
書 名 『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』
著者名 森田 直樹
出版社名 リーブル出版
春です! すっかり暖かくなってきて、新入生、新社会人のフレッシュな空気に包まれています。
そんな中『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』です。
不登校って…明るい話ではありませんよね。
しかししかし!私はこの本にとっても助けられたのです。
つい2、3年前までは不登校なんて考えたこともなかった私ですが、娘が生まれてから
何となく、引きこもりになったらどうしようとか、不登校にならない保証なんてどこにもないぜ!?
と脳天気ないらぬ心配もちらほらしていたのですが、不登校ならぬ登園拒否が急にはじまったのです。
去年の春でした。
保育園で遊んでいて腕を骨折した娘は、そのまま手術、入院、自宅療養で新学期早々に
新しい保育園生活から離脱。そのことも気にかかっていましたが、
当時2歳の娘には骨折、手術は本当に辛く苦しい試練でした。
痛い痛いと泣く娘を大丈夫だよ、とだっこしても彼女の痛みが治まるわけはなく、
仕事も長い間お休みしなければならず、なんでこんなことになってしまったのか
私自身も生まれてきて一番辛い出来事でした。
それでも2週間ほどしたら、しばらく家で私と二人だった娘は、保育園行きたいと言い始めていました。
行き始めてしばらくすると、はじまった登園しぶり。
毎朝大泣きする娘を何とか車に乗せ保育園まで連れて行き、
「かあちゃ〜〜〜〜ん!」と絶叫している声を背中で聞きながら
自分は一体何やっているんだろう、こんなに嫌がっているのに休ませてあげることもできず、
ふがいなさと後ろめたさで泣きながら職場へ向かう毎日。
骨折で有給休暇を使い果たしていたので、易々と休む事もできません。
仕事をやめることも何度か考えました。
けれどそれがこのことを解決する手段ではないことはわかってもいます。
毎日泣き叫ぶ娘をどうしてあげることもできず、誰かに助けを求めることもできず、
ただ一日一日を過ごすことに精一杯の毎日でした。
そんな時出会ったのがこの本『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』です。
その頃、仕事で新しくwebページを作るのに片っ端からリーブルの本を読んでいました。
最初はなんか不登校って重い題材だな〜と、自分の娘のこととは全くリンクせずに読んでいました。
しかし!! 一気に読んで、がーーーん。これうちんくのことや。しかもこれなら自分にもできそうやし
絶対保育園笑って行けるようになる! よかった〜〜〜!!と涙がでたことを覚えています。
骨折手術で娘が精神的にもとても消耗していて、保育園にいく元気がなくなっているようであること、
自分自身、どうやら出口のない暗い穴に入り込んでいたことにも気づけました。
不登校の子どもをもつ親は、自分を責め想像以上に追いつめられています。
子どももまた、自分自身も苦しいし、また親が苦しんでいるのを見ることは、子どもにとってまた辛いことです。
この本は、全く誰のことも責めません。それどころか誰にでもできる解決方法が書かれています。
不登校はもとより、子育てで悩む人、人間関係なんかで悩んでいる人にも解決の糸口が見つけられるんじゃないかと思います。
アマゾンではとても評価がよく、たくさんよせていただいているレビューは涙なくしては読めません。
たくさんの方がこの本に救われたんだと、あらためて凄い本だと嬉しくなります。
長くなりましたが、新学期を迎え何となく行きたくない…とつぶやく娘。
あ!こころのコップの水がなくなりかけてるな!!とこの本のことを思いだし、
先週からコンプリメントしはじめています。